top of page

親離れ子離れと自立

ガイドの香です。

5月のイベントでは、「親離れ子離れの危機」と題して、

子どもの心と体の成長に連れて起きる、親と子の関係性の変化についてお話しました。

「成長」と言う変化に伴うステップは、その前のステップをしっかりと踏みしめてこそ、次のステップを踏みしめることができるんです。

3歳までに現れるステップは、

「誕生」「離乳」「対象化」「自己肯定」

大きくはこの4段階で、子どもの心身は大きくステップが変わり、

そのステップでの課題が変わります。

それと共に親と子の関係性が変化して行きます。

親自身も、課題を理解して、その物理的、精神的関係性の変化を受け入れる必要があります。

そうすることで、子どもは後ろ髪を引かれることなく「自立」へと向かうのです。

私は、4月から「産後ドゥーラ」という仕事をしています。

産前産後のお母さんのサポートをすることが仕事です。

ご自宅に伺って、料理、家事、赤ちゃんのお世話、上のお子さんのお世話、お母さんのお話・相談のお相手など、新しい家族のスタートをサポートすることが使命です。 4月にスタートしたサポートは、生後1ヶ月の頃から始まり、生後3ヶ月になりました。

この間の赤ちゃんの変化は劇的です。 生理的微笑であった微笑みは、触れる刺激や、言葉がけに対する反応として、

関わる人、話しかける人の目を見て、笑顔を見せるようになりました。

この「誕生の危機」と言うステップは、その名の通り、生まれた時から始まります。

10ヶ月の間、水の中に浮いているだけで、栄養も酸素も取り入れることができた「胎生」から、

「誕生」して「新生児・乳児」になったことで、生きるためのシステムと環境がガラリと変わります。

呼吸ができなければ、栄養を経口摂取して・消化吸収・排泄できなければ、生物として死んでしまうことになります。身体的側面からは、生命体としての危機と言えます。

また、子宮の中では、羊水に浮かび、母の心音や呼吸音、声を聞き、皮膚越しに周囲の人の声を聞きながら、母体と一体となっていたものが、「誕生」して、水が空気に変わり、母体とは引き離され、拠り所が一変することで、精神的に不安を覚えます。

この「誕生の危機」は、生命体としての身体と、新たな拠り所とを、新しい環境に適応させて行くことができるかどうかの瀬戸際であり、2ヶ月程掛けて適応させることが、必要な課題であり、次のステップへの準備になるのです。

今、サポート中のお母さんと赤ちゃんは、この危機をうまく乗り越えられたように感じています。

こうしたステップを踏んで「自立・自律」を目指して行きます。

そんな目標へのステップをクリアするためにも、「家事」には、生きて行くために必要な、さまざまな活動や要素が含まれています。 日々生きる日常にある「家事」と言う、子どもにとっては、憧れの本物の活動ほど魅力的なものはありません。そんな魅力的な活動を、満足行くまでやったりと、どこの家庭にもある、何の変哲も無い日常の活動で、手を使い、頭を使った活動を通して、成功体験をさせてあげることができるのです。

どうしたら、お子さんに、日常生活の活動を「任せる」ことができるのか。。。

それは、、、

で!

当日は、お子さん達に手料理を作ってもらい、パパやママは、お子さん達のおもてなしを受けてくださいね。

Featured Posts
後でもう一度お試しください
記事が公開されると、ここに表示されます。
Recent Posts
Archive
Search By Tags
Follow Us
  • Facebook Social Icon
  • Twitter Social Icon
  • Google+ Social Icon

ご希望の方に最新情報やイベント情報をお届けします

  • White Facebook Icon
  • White Instagram Icon
  • White Pinterest Icon

©All rights reserved by montessorilife

bottom of page