叱らない褒めないという方法
- ゆみこ
- 2017年9月13日
- 読了時間: 2分
9月9日(土)にモンテッソーリ☆ライフ第5回のイベントを行いました。今回のテーマは「叱る・褒める<認める」。6組の親子が参加してくれました。 最初に私、中山とガイドの香さんで、今回のテーマに沿った子どもの気持ちを漫才で披露したのですが、これが一番緊張しました(笑)。
*挨拶して「えらい」って褒められたけど、挨拶って普通のことじゃない?
*自分は納得いってないのにママは「上手!」っていうの、分かってないなぁ。
*褒められると嬉しいけど褒められるためにやってるの?
*やろうとしてるのに上手く出来ないで叱られた。
*息が止まるくらい集中してたのに、「すごい!」って言葉で一気に切れちゃった。。。
*一番って偉いの?一番じゃない私はダメな子?
日常でのあるある。そんな子ども側の気持ちを少しでも届けることができたかな??暖かく見守ってくださった参加者の皆さまに感謝です。

その後、叱られて育った子ども・褒められて育った子どもが、それぞれどのように成長していくと思うか意見を出していただき、幼少期モンテッソーリ教育を受けた子どもの特徴と比較しました。 モンテッソーリ教育では、基本的に子どもを叱らないし褒めません。子どもが大人の評価を気にすることを危惧するためです。「叱られるから、褒められたいから」という外的動機ではなく、「楽しい!やってみたい!」もしくは無意識に今の自分の成長に必要だから…という内的動機に基づいて活動を選ぶことが大切だと考えています。自分で選んだ活動を納得いくまで続ける中で集中し、満たされていきます。

そんな満たされた状態に浸っている時、「すごいね!」「上手〜!」という言葉で集中を切らしてしまうのは、とても勿体無いことだと思います。子どもが「できた!」という表情をこちらに向けてくるまでは何も言わずに見守り、向けてきた場合はにっこり頷いたり、穏やかに「できたね。赤い色で描いたんだね。」など共感する言葉や事実を伝えます。 え?それだけ?と思われるかもしれませんが、それだけで十分子どもは「分かってくれた!」と思えるし、見ていることも伝わります。 今回は継続して参加してくださっている方々の参加も多く、質問や笑いもあり和やかな雰囲気の回になったかと思います。ありがとうございました。