Rainy Day
梅雨ですね〜。今日も朝からシトシト降っています。
雨と言うだけで少しモヤモヤ気分の私とは対照的に、今日も朝からウキウキの息子・まもるさん(1歳4カ月)。そう、まもるさんは雨がだ〜い好き!そりゃあそうですよね。公園で水場に集まって動かなくなる子どもたちからも分かるように、この時期の子どもにとって水はとっても魅力的。そうでなくても、屋根や傘に雨があたる音も、白みがかった景色も、長靴も、雨の日は全てがいつもと「ちょっと違う」。 雨もしっかり体験して欲しいな〜と思うので、できるだけ雨の中や雨上がりに外に出るようにしています。
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モンテッソーリ教育の創始者、マリア・モンテッソーリは、人間の成長する時期をその特徴の違いによって4段階に分けました。その1段階目は0〜6歳で、スポンジのように全てを「吸収する」時期です。この時期の体験は、その後の成長段階の土台となります。特に「分かってるのかなー?」と思うような、言葉をまだ話せない時期こそ大事です。今は脳科学も発達し、その面からも証明されているようですが、「三つ子の魂百まで」の諺もあるように、昔の人も感覚で分かっていたんでしょうね〜。脳の80%が3歳までに形成されるそうですよ。 様々なものを見せ、一緒に驚き、感動する事で、子どもも物事に興味や関心を持つようになるそうです。
薄暗い室内。 雨上がりの虹。 水溜りにうつる自分の姿。 かたつむりやカエル。 葉っぱについた水滴。 滑りやすいぬかるみ。 アスファルトに跳ね返る雨。 水しぶきをあげる車。 ひんやりした空気。 道路の濡れた部分と乾いた部分の色の違い。 。。。 まもるさんくらいの子には、例えば葉っぱについた水滴を指さして「見て!ここ!」とフラグを立てるだけで、目を輝かせながらしばらくじ〜っと見ています。少ししたら水滴を触ってみたり、葉っぱを引っ張ってみたり、別の葉っぱについた水滴に気付き、教えてくれたり。 もう少し大きくなったら、他の水滴のついたものを一緒に探して歩いてみたり、絵に描いてみたり、水滴の数を数えてみたり。。。その時期の子どもの興味やできる事にあわせて、同じ「葉っぱについた水滴」であっても、捉え方や遊び方は様々、無限大です。
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ヒントさえ手渡すことができたなら、後は遊びの天才・子どもたちにお任せして、大人は見守ります。 そんなヒントを考えながら世界を見回すようになり、私自身、今年は今までよりも雨の日を楽しんでいるように思います。 *次回のイベントテーマは 「外遊びこそ 学びの場」。ぜひご参加ください。